みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハッピーフライト

私は現在無職だが、そろそろ流動資金が枯渇したので、就職活動を始めた。 ネットで見て応募フォームから応募するが、全く無視されたりと失礼な企業が多い。せめて不採用の連絡でもくれればいいが、それすらないと気持ちが滅入る。 今日は機会を得て、企業の…

宇宙からのメッセージ Message from Space

今日はスーパームーン。最近、下ばかりを向いて生きているので、空では綺麗な月が輝いていることに気がつかなかった。 初めて月を天体望遠鏡で見たのは、小学5年生の時。夜、学校に集まり校舎の屋上で望遠鏡を覗いた。肉眼では白く見える月は、望遠鏡では黄…

春男の翔んだ空

「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」が25年間の放送を終えた。私は番組の最初の頃からのリスナーだ。 永六輔の功績は改めて書くまでもないだろう。彼は放送界の良心だった。現在は難病と闘いながら現役を続けている。高齢だが、いつまでも元気で活躍…

42 〜世界を変えた男〜 42

アメリカが好きだ。アメリカが大嫌いだ。 自由の国アメリカは同時に差別の国だ。白人は生まれながらに特権を持ち、それ以外の肌の色を持って生まれれば、その瞬間から差別の対象となる。いくら才能を持っていても、血の滲むような努力をしてもそれは変わらな…

バック・トゥ・ザ・フューチャー Back to the Future

新宿東口の駅ビル、マイシティの6階には、かつて二軒の書店があった。 小田急線沿線に住んでいた私にとって、新宿は生活圏だった。書店巡りが好きなので、週に一度は新宿の書店を巡っていた。一番品揃えがいいのは紀伊国屋書店本店。ここに行くと、丸一日過…

デモリションマン Demolition Man

Amazonのプライムビデオのサービスが始まった。これは、プライムサービスに加入している人が無料で映画などのストリーミング再生ができる制度だ。Amazonの送料無料サービスなどのためにすでにこのサービスに加入している人は改めて手続きをしなくても利用で…

波の数だけ抱きしめて

今日は江ノ島まで遠足に行った。 江ノ島へ行く道はいろいろあるが、今日は東海道線の大船駅からモノレールで湘南江ノ島へ行く道を選んだ。 北鎌倉と大船に住んでいたので、この辺りの土地勘は十分にある。 秋の大型連休の最終日ということで、たくさんの人出…

緑園の天使 National Velvet

私は競馬ファンだが、平地競走(へいちきょうそう)よりも障害競走の方が好きだ。これは私が馬乗りだからかもしれない。障害競走は落馬がつきもので馬券的には難しいといわれるが、実際は障害競走ほど馬券が当てやすいものはない。 障害競走はイギリスやオー…

Shall we ダンス?

若い頃、社交ダンスに熱中していたことがある。 コンテストに出て、3位だった。4組出場して。 後日、そのお祝いの会があり、私は友達に真っ赤なベストを借りて出席した。とても気分が高揚した。以来、私は赤い服を好んで着るようになった。また、ファッショ…

スティング The Sting

今日は赤坂の放送局へラジオの寄席番組の公開録音を見に行った。この寄席番組は、野球のナイトゲームがない10月から3月まで、日曜日の午後8時から放送される1時間番組。毎回、3組の芸人が出て、タップリと噺を聴かせてくれる。 この公開録音は、以前はよく行…

弾丸を噛め Bite the bullet

キャンディス・バーゲンという女優が好きだった。彼女は写真家としても名声を得た。日本では、光学メーカーのミノルタのCMに出ていた。 彼女が出演した「弾丸を噛め」という映画は、アメリカ西部を舞台にした馬による700マイルのレースを題材にした作品で、…

禁じられた遊び Jeux interdits

中学生の頃、他の子と同じようにギターに興味を持った。 若者が読む雑誌には、日本ギターというギターの通信販売の広告がいつも掲載されていた。私は白いフォークギターに憧れた。また、ギターの通信教育の広告も、何度も何度も繰り返して読んだ。 ある日、…

仁義なき戦い

「仁義なき戦い」について書こうと思い、参考文献を読み始めるが、読めば読むほど書くのが難しいことに気づく。 私は第1作の「仁義なき戦い」と第2作の「仁義なき戦い 広島死闘編」しか観ていない。第1作は、そこそこおもしろいと思ったが、第2作は最高にお…

秋刀魚の味

小津安二郎といえば、北鎌倉を連想する。彼の作品の中でも、北鎌倉から横須賀線に乗って通勤する場面が何度か描かれている。 私もいつか、この古都に住みたいと思っていたが、大船のアパートに住めなくなる事情があり、19歳の時に実現した。 駅前の小さな不…

チャップリンの独裁者 The Great Dictator

学校で日本国憲法を学んだ時、一番印象に残ったのは、第12条の条文を読んだ時だ。 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のた…

ミルク MILK

2009年の冬から春に変わる頃、私は久しぶりのサンフランシスコ滞在を楽しんでいた。久しぶりといっても、勝手知ったる土地。昔のように路線バス、ケーブルカー、ストリートカーを駆使して遊び回った。念願だったアップル本社に行ったのもこの年だった。 ある…

ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s

私はネコが好きで、いつかは一緒に暮らしたいと思っているが、ネコを飼う資格がない人間だ。 幼稚園に通っている頃、近所の駄菓子屋に「かわいい子ネコ差し上げます」という貼り紙を見た私は、どうしても欲しくなってもらいに行った。駄菓子屋のおばちゃんは…

人情噺 文七元結

早朝の地震は怖かった。というのも、私にはたまに当たる未来予知の力がある。9月9日から3日以内に沼津の辺りで大地震が起こると予言していたからだ。だから突然揺れたときは、いよいよその時が来たと思った。幸い、一番揺れた地域で震度5弱で大きな被害はな…

ストロベリー・ロード

1984年11月、場所は府中の東京競馬場。今まさに、競馬のオリンピック 国際招待競走のジャパンカップG1が行われようとしていた。 鎖国競馬を貫いてきた日本中央競馬会(今のJRA)が世界に通用する馬作りを目的に創設されたレース。しかし、海外からは一線級の…

グリーンカード GREEN CARD

昨日は徹夜をして、サンフランシスコで行われた新製品の発表イベントを生中継で見た。 目玉は新しいiPhone。iPhone6sになるのか、iPhone7になるのか、それとも長年の名称を捨ててApplePhoneになるのか注目していたが、結局は大方の予想通りiPhone6sになった…

裸の銃を持つ男 2 1/2 The Naked Gun 2 1/2: The Smell of Fear

1991年は忘れられない年だ。病気療養のため、サンフランシスコに拠点を移した。 毎日、自由な時間だった。市内のバス、路面電車、ケーブルカー、そしてBARTと呼ばれる地下鉄の一部が乗り放題の定期券を買い、いたるところに行った。サンフランシスコは狭い街…

明日に向って撃て! Butch Cassidy and the Sundance Kid

雨が止まない。 秋の長雨というが、もう三週間くらいこんな天気だ。 雨は嫌だがこれも神様のお恵み。雨が降らないと困る人もいるし、木や草花だってそうだ。 こんな天気の日は、ある歌を思い出す。子供番組でよく聴いた。歌のお姉さんが歌っていた。 「雨だ…

蒲田行進曲

高校を卒業した後、私は進学が許されずに、一旦就職した。しかし、学歴がないと社会の中ではゴミ以下の扱いを受けることに嫌気がさして退職し、シナリオの修行を始めた。 私が当時住んでいたのは、北鎌倉。松竹大船撮影所と小津安二郎監督が晩年を母と過ごし…

最高の人生の見つけ方 The Bucket List

人生に限りがあることを若いうちはなかなか理解できない。 歳をとり、人生の残り時間を意識するようになっても、死ぬのは運が悪い人か、努力を怠った人だと考えてしまう。 そして、死を宣告されて、やっと人生には限りがあることを自分のこととして知る。そ…

ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradiso

私が育った街には映画館があった。記憶では一館だけだが、歴史を調べてみると二館あったようだ。当時、日本中にあった邦画三本立ての映画館。夏休みになると、怪獣ものなど子供向けの映画がかかるのでよく行った。最後にその映画館に行ったのは、閉館間際の…

苦役列車

この数日、メンタルの調子が著しく悪い。そのため、大好きなラジオとTwitterを遠ざけて、映画を観ることで気持ちを紛らわしている。 しかし、今日はとてもつらい映画を観て、ますます気持ちがつらくなった。 「苦役列車」は、西村賢太の原作を映画化した作品…

ツレがうつになりまして。

観終わった後、いい映画と出会えてよかった、ありがとう、という気持ちになる作品はそう多くない。 今日は、久しぶりにいい映画と出会えた。 Netflixが日本でもサービスを開始したので、早速加入して楽しんでいる。先行している同様のサービスに比べると、ラ…

陸軍中野学校

スパイに憧れた。 子供の頃、文具メーカーのサンスターは「スパイ手帳」を発売し、男子女子問わず子供の心を鷲掴みにした。目玉は、水に溶ける紙。調べてみると、各社から類似品が出たようだ。 グリコプリッツの懸賞で「スパイバッグ」が当たったこともあっ…

ライトスタッフ The Right Stuff

初めてヒコーキに乗ったのは21歳の時だった。 その前年、私は生きることに疑問を感じ、なんとかしようともがいていた。 ある朝、由比ヶ浜から太平洋を見ていて閃いた。旅に出よう。 北鎌倉にある私の部屋に戻り、荷造りをして最初に向かったのは青山だった。…

007は二度死ぬ You Only Live Twice

昔は夏休みは8月31日までで、9月1日から学校というところが多かった。最近は、各地でまちまちで、すでに学校が始まっているところもある。 私は宿題をギリギリまでやらなかった子供だったので、この時期は苦労した。 今は失業中なので、明日以降も夏休みだ。…