みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

モヒカン故郷に帰る

人生はやり直すことができるのか? これは私の30年来のテーマだ。 映画や文学も、このテーマのものを探してしまう。 結論から言えば、運が良いと人生は何度でもやり直せるが、運が悪いと1回の挫折でジエンドとなる。 私は、過去に何度もやり直しを試み、浮上…

作者病気のため休載します

作者病気のため休載します。

歴史は夜作られる History Is Made at Night

美しい国、ニッポンでは権力に近いところにいる人たちは、どんな悪事を働いても捕まることはない。 権力に遠いところにいる人たちは、微罪で捕まり、再起不能になるまで叩かれる。 本当に美しい国だ。もはや、この国は北朝鮮に並ぶ国になった。もう少しした…

バチカンの嵐 MONSIGNOR

人間、本当に辛い時、宗教は何の役にも立たない。 宗教だけではない。映画も、文学も、役に立たない。 本当に必要なものは、睡眠であったり、クスリ、医療だと思う。 あるいは、大金であったり、幸運がやってくることかもしれない。 多くのものは役に立たな…

ザ・チャイルド Who Can Kill a Child?

北海道で行方不明だった少年が無事に発見された。よかった。 しかし、このニュースを決して美談として取り上げてはいけない。置き去りは、児童虐待だ。親に捨てられた少年がどれほどさみしく、悲しく、辛かっただろう。彼は生涯消えることのない傷を持ち続け…

地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル Charlie's Angels

「日曜洋画劇場」でいい作品が放映されない時は、「チャーリーズ・エンジェル」を見ていた。 日曜日の22時30分からという変な時間帯に日本テレビで放映されていたアメリカのテレビ映画。 チャーリーというボスのもと、3人のエンジェルが活躍する作品だが、チ…

シティ・スリッカーズ City Slickers

映画ファンをやめた後は、ほとんど映画を観なかった。 しかし、1991年だけは映画をよく観に行った。この年はサンフランシスコにいたので、安い料金でたくさん観た。 帰国が迫った頃、「シティ・スリッカーズ」を観た。ジャパンタウンにあるカブキ8という大き…

エアポート'77/バミューダからの脱出 Airport '77

アーサー・ヘイリーの「大空港」が映画化されヒットすると、2匹目のドジョウを狙う続編が作られた。「エアポート'75」、「エアポート'77/バミューダからの脱出」、「エアポート'80」と続く。 このエアポートシリーズは、アーサー・ヘイリーは関わっていない…

マイティジャック

冨田勲が亡くなった。 私は彼が主題曲を書いた「マイティジャック」が好きで良く見ていた。子供向けのテレビ映画なのにありえないくらいの重厚な音楽に魅了された。 大人になってこの作品を見返すと、ドラマ的には面白くはなかったが、そのため余計に富田の…

アルカトラズからの脱出 Escape From Alcatraz

サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島に行ったのは、2010年だった。 初めてサンフランシスコに行ったのが、1988年なので、長い間、いつか行こうと思うばかりでなかなか実現しなかった。特に1991年にはサンフランシスコで長く暮らしていたので、チャンス…

初恋

ほんの数センチ、足りなかった。 私が信念の馬券として買ったサトノダイヤモンドは、マカヒキに鼻差敗れた。 この馬券が当たったら、高級自転車を買うつもりだったが、負けてしまった。 でも、勝ったマカヒキの川田将雅騎手を見ていると、おめでとうと心から…

戦火の馬 WAR HORSE

競馬の「東京優駿」が行われる。一般的には、日本ダービーとして知られている。 第一回の日本ダービーは、昭和7年に目黒競馬場で「東京優駿大競走」として行われた。優勝馬はワカタカ。優勝賞金は1万円。 目黒競馬場では第二回まで行われ、その後は府中の東…

原爆の子

70年間は草木も生えないと言われた広島は、美しい国際平和観光都市へと変貌を遂げた。 この広島に、現職の大統領としては初めて、バラク・オバマが訪問した。 この歴史的な出来事に、テレビジョンの画面を通して立ち会うことが出来た。 オバマ大統領の勇気あ…

ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年

蒸し暑い1日だった。 通勤の国電は冷房を入れなくて、気分が悪くなった。電車を降りて、ホームの自動販売機で水を買おうと思ったら、サミット警備の影響で使用できなかった。 会社では体調が悪くなり、早退することに。 駅まで行くと、人身事故で国電は動い…

友よ静かに死ね Le Gang

映画音楽にとても詳しい人がいた。彼は映画雑誌の編集部員で月に一度行われる予告編を見るイベントにたまに出演して、レコードジョッキーを行った。私は彼の語りが好きで、彼から映画音楽を学んだ。 しかし、彼は映画雑誌を離れることになる。高校しか出てい…

cfガール

仏教の寺が経営する幼稚園に通った。 最初の日、迎えのバスが来た時に、母と別れるのが嫌で大泣きをした。 次の日からは普通に通園していたと思う。 この幼稚園では、機会があると画用紙に将来の夢を描いて、みんなの前で発表するという行事があった。 私が…

釣りバカ日誌

「笑点」を降板した歌丸が見事だった。新しい司会者には、大方の期待を裏切って昇太が昇格。これには驚いた。私の予想は、毒蝮三太夫か伊集院光だった。 昇太が抜けた席には、新メンバーが入ることになるが、できれば柳家一門の若くて元気がいい人に入って欲…

世界から猫が消えたなら

今年は映画館で50本の映画を観ると目標を立てたが、今のところまだ8本しか観ていない。 映画という趣味を取り戻し、とてもうれしい。一時期は全く映画を観ない年もあった。 日本の映画は高い。1,800円はやはり高い。1,000円均一ならもっと映画館に行く人も増…

皇帝のいない八月

横暴なワンマン社長に仕えていた時、何度も暴言に対して言い返したかった。しかし、生活のことを考えると、それが出来なかった。同僚には、いつかは明智光秀のような行動に出たいと言っていたが、勇気が出なかった。 しかし、ついに我慢の限界を超えて、バカ…

海峡

公共工事に携わる人たちが不憫である。住民からは税金で必要のない工事を予算消化のために行っていると思われている。 そんな人たちも、一度工事を見学すると考えが変わるだろう。例えば、水道管の交換は取り出した古い水道管を見れば言葉を失う。 言うまで…

地獄

子供の頃から高熱を出した時は同じ怖い夢を見た。管の中を寝た状態で落ちていく夢。続きがあったと思うが、それは覚えていない。 その夢は地獄だと思っていた。子供の頃から悪い子だったので、地獄に落ちたと思った。 大人になってその夢を振り返ってみると…

薔薇の葬列

有名な演出家が亡くなった。新聞やテレビでは「世界のニナガワ」の文字が躍る。これを見て、この人も大したことがなかったんだな、と思った。先日も書いたが、本当に世界で認められ、世界のマーケットで活躍している人に「世界の」という冠は付かない。例え…

白い滑走路

今日は田宮二郎について書こうと思う。 私は子供の頃からこの2枚目俳優が大好きだった。きっかけはクイズ番組。都会的で洗練されたダンディといった印象だった。 清酒大関のCFにも出ていた。着物を着て、番傘をさし雨の中を歩く。カッコよかった。そのCFは「…

愛染かつら

生涯で5回入院した。4回は国内。1回は海外。 入院して感じるのは、ナースの献身的な看護が心の支えになるということ。彼女たち、そして数は少ないが彼らにはお礼をいくら言っても言い足りない。 そんなナースの世界は、しばらく前から4年制大学卒業の学位と…

ミスター・エド Mister Ed

ネコを飼っている。チャーニング・チャーニャという1歳の茶トラの男の子。野良出身なので、警戒心が強い。我が家に来て2か月経つが、未だに身体を触らせてくれない。それでも、空腹になると鳴きながら顔をすりすりしてくれるようになった。 食事は朝夕の2回…

人間の証明

数年前に心の病気が再発して、テレビジョンを見られなくなった。能動的に画面に向かうのが辛いのだ。 パソコンの画面を見るのも辛く、タブレットでほとんどを代用している。 テレビジョンの代わりにはラジオを聴くようになった。 しかし、ごく最近になってよ…

桑港 San Francisco

母はくじ運の強い人だった。テレビの懸賞などでよく賞品を当てていた。 私はくじ運が悪いし、運そのものが悪い。ただ、母がくじが当たる時には私は事前にわかった。未来予知の能力はこの時に備わった。 私の未来予知の能力は、たまにしか当たらないが、はっ…

ひまわり I Girasoli

いい天気だった。湿気も少なく、気持ちの良い1日だった。 以前は秋と冬が好きだったが、今は春が好きになった。もうすぐひまわりの季節だ。 私は映画音楽の作曲家では、ヘンリー・マンシーニが一番好きだ。彼の最高傑作の一つに「ひまわり」がある。 この作…

Love Letter

東急東横線が地下に潜り、渋谷での乗り換えがとても不便になった。 渋谷が起点の時は、1本待てば必ず座れたが、今では昼間の各駅停車でも座れないことがある。すでに東横線沿線から引っ越してたまにしか乗らないので、実害は少ない。 便利になると思われたが…

TATTOO[刺青]あり

三菱自動車の度重なる不正は、学生時代に堕ちたブランドについて研究し、論文を書いた立場として興味深い。 日本の会社は、三菱自動車のような大会社でも平気で不正を行う。東芝も、雪印も。もちろん、小さな会社は不正のやりたい放題だ。一番身近な不正とい…