みゆき野球教室

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それでも、愛してる The Beaver

若い頃の私は、明るく、社交的で行動力があった。友達もたくさんいた。夢があり、それは必ず叶うと信じていた。
しかし、病気が全て持ち去った。今では自信がなく、友達も少なく、将来には悲観しかない。
若い頃の私と今の私は、全くの別人だ。私はうつ病が憎い。
 
ジョディ・フォスターが監督した「それでも、愛している」の主人公は、うつ病になる。彼は飛び降り自殺を試みるが、ビーバーのぬいぐるみに話しかけられ、思いとどまる。ビーバーは、彼を助けるためにやってきたと話し、それをきっかけに彼は回復していく。
 
ジョディ・フォスターは、才能豊かな人だ。その上、美人で頭もいい。私にないものを全て持っている。
私は1976年の「白い家の少女」で彼女のことを知り、同年の「ダウンタウン物語」、「タクシードライバー」と観てきた。「羊たちの沈黙」はサンフランシスコの映画館まで行ったが、結局見送って帰った。
 
ジョディはレズビアンであることを公言し、同性のパートナーがいる。その点も、彼女を尊敬している。彼女のような人がカミングアウトすることにより、同じ生き方を選択した人に勇気を与える。
 
さて、うつ病に話を戻そう。この病気になり、多くの人が離れて行ったが、留まった人、そして新たに友人になった人がいる。彼らは私がうつ病と知っているのに友達でいてくれる。これは大きな財産だ。一生大切にしたい。