みゆき野球教室

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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

近代・現代の最大な発明は電話だと思う。電話線を通して、人々が近くなれた。

第二次世界大戦以後は、電子計算機が電話回線でつながり、それがインターネットへと発展することになる。
私が初めてコンピュータを電話線につないでパソコン通信を行ったのは1995年。コマンドを何度も打ち直し、やっとの事でホストコンピュータにつながった時の感動は今でも忘れない。
 
かつて電話は高価だった。回線を敷くためには高額な加入権を買い、債権も買わないといけなかった。そのため、誰でも電話が持てるわけでなく、主にお金持ちの家にしか電話がなかった。
学校の住所録には、電話番号のあとに(呼)という文字が入っているクラスメートが半数はいた。近所の電話を持っている家に電話をかけて、よその人を呼び出してもらう呼び出し電話だ。
 
初めて自分の電話を持ったのは大人になってから。その時は債権は廃止されていたが、加入権が約8万円したので、丸井でローンを組んで電話を導入した。あの時に買った加入権は今では無価値になった。電電公社の詐欺商法に憤りを感じる。
 
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」は、2007年の世界から1990年にタイムトラベルをする映画だ。
バブル経済が崩壊したのは、一般的には1989年と言われている。しかし、実際に私たちが不景気を実感するまでには数年のタイムラグがあった。この映画の舞台となった1990年はまだバブルの余韻が強く残り、景気後退は一時で再びさらなる景気上昇があるとみんなが信じていた。日経平均株価は10万円まで行くと誰もが思っていた。
この映画は、VFXで当時の六本木をはじめとする東京を再現している。私はバブルの頃は六本木に住んでいたので、とても懐かしかった。
私はバブルの恩恵をほとんど受けていないが、あの時代は好きだ。勢いがあったし、明るかった。
映画の中で携帯電話が出てくるが、あの頃の携帯電話は大きかった。信じられないくらいに。そして、携帯電話のオーナーは自分が金持ち、あるいは仕事ができる人に見せたくて、必要以上に大きな声で話していた。電車の中でも。
私が初めて持った携帯電話は、1996年くらい。さすがに映画に出てくるような大きなものではなく、だいぶ小型化が進んでいたが、今の時代のスマートフォンに比べてばかなり大きかった。
 
私は宗教上の理由でiPhoneを使っている。
今、新しいiPhoneが欲しくてたまらない。週末ごとに特価品が出て、その度に問い合わせをするが売り切れでなかなか買えないでいる。
そうこうしているうちに9月になり新しいiPhoneが発売される時期になった。今慌てて旧モデルを買わなくても、新しいモデルが出てから買ってもいいと思うのだが、物欲を抑えるのは難しい。