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みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

モダン・タイムス Modern Times

最近、よく泣く。辛くて悲しくて悔しくて。
生きているのが本当に辛い。人生には意味があるのか?
もしあるとすれば、辛いだけの人生って、どんな意味があるのだろう? むしろ、人生に意味がない方がスッキリする。天国もなく、神様もいなくて、死んだら全てが無になるならどんなにいいか。
 
映画では人生の意味を問いかける作品が多い。私はそれらを少々観すぎたようだ。人生に意味を求めてしまう。
 
チャップリンの映画には、運命に弄ばれ、社会から排除される弱い人たちが多く出る。「モダン・タイムス」もそのひとつだろう。
時代背景は、世界恐慌の嵐が吹き荒れ、仕事に就くことが出来ない暗黒の時代。合わせて、機械化による大量生産でニンゲンは機械の一部とされ、人間性も尊厳も否定される。
主人公のチャーリーは、大工場の工員としてネジを締めるだけの単純労働に従事していたが、ついに発狂して病院に収容される。
退院すると不況で工場は閉鎖され、仕事を失う。
ある日、チャーリーは親のいない少女と出会う。ふたりで一生懸命に生きて、自分の家を持とうとするが、世間の風は冷たかった。運命に翻弄され、涙を流す少女に、チャーリーは笑うんだ、と言いふたりはいつかやって来るであろう幸せに向かって歩き始める。
 
この映画の主題曲「スマイル」は、チャップリン自身が作曲した美しいメロディだ。涙を拭いて、笑うことの大切さを感じさせてくれる。
チャップリンがアメリカを追放された後、ハリウッドは大いに反省し、彼にアカデミー賞を授けた。1972年のことだ。その授賞式で、司会のジャック・レモンを始め全員で「スマイル」を歌った。
 
私も、もう一度涙を拭く必要があるのかもしれない。もう少しだけがんばってみよう。