みゆき野球教室

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シービスケット Seabiscuit

世間の新年度は4月に始まるが、中央競馬の新年度は3月に始まる。
名伯楽が去り、若者が騎手としてデビューする。今年は特に話題になっているが、16年ぶりに中央競馬に女性騎手が誕生する。
 
馬術の世界では男女は同じ競技に出場する。体力や筋力の優劣を争う競技ではないからだ。
しかし、競馬の騎手は同じ馬に乗るスポーツでも、体力や筋力の有無が勝敗を決することが多く、それらが男性には劣る女性の騎手は不利とされる。
だが、男性は力で馬を従わせることが多いが、女性は柔らかく馬に接することが多いので、それが良い方に作用することがある。
 
日本の競馬社会はまだまだ男社会なので、女性が活躍しにくい環境ではある。
海外に目を向けると、女性騎手はそれほど珍しい存在ではないし、トレーナーや厩務員にも多くの女性が活躍している。
 
今回デビューする藤田菜七子騎手は、がんばってこの道を続けて欲しい。
そして、いつかは女性騎手が当たり前になり、女性だからということで注目されるのではなく、強い騎手だから注目を集めるという存在になって欲しい。
 
シービスケット」は、一頭の競走馬と三人の男の物語だ。このような上質の競馬映画が作れるアメリカが羨ましい。日本では「優駿」という三流映画があったが、それが限界だろう。
 
馬に乗れる俳優は多いが、競馬の競走姿勢、つまりモンキー乗りが出来るできる俳優はほとんどいない。欧米では、一定数いるようだ。日本では平成ノブシコブシの吉村崇がテレビジョンの企画でモンキー乗りを短期間でマスターして身体能力の高さを見せたが、他の例を知らない。
 
私もモンキー乗りに挑戦したが、体力・筋力が不足していてマスター出来なかった。いつかは体力をつけてモンキー乗りで疾走するのが夢だ。