みゆき野球教室

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白い巨塔

競馬の皐月賞は、3強の戦いということで注目された。
無敗のサトノダイヤモンド、同じく無敗のマカヒキ、そして2歳チャンプのリオンディーズの内から勝ち馬が出ると思われていた。
 
私はサトノダイヤモンド最も強いと思っていたが、この馬は中山競馬場よりも東京競馬場で行われる東京優駿日本ダービー)の方が適性があると見て、今回は馬券を買わずに観戦した。
 
直線に入り、リオンディーズとサトノダイヤモンドが抜け出してこの2頭で決まったかと思われた時、鞍上で蛯名正義騎手が踊りながら8番人気のディーマジェスティがマカヒキを連れて抜け出し、皐月賞馬となった。
 
この馬は今回は展開に恵まれたので、東京優駿では勝てないだろう。そこでは、私はサトノダイヤモンドの馬券を腰が抜けるくらい買おうと思う。
 
風の強い日曜日だった。歯科検診のため出かけて、帰る途中、傘が壊れた。風の影響で怪我をした人も多く、駅前には救急車が2台止まっていた。その救急車が動き出した時、横断中の歩行者が警察官の制止を無視して横断歩道を渡り、救急車の進路を妨げた場面を見た。本当にこの国は美しい。
 
救急車には一度だけ乗ったことがある。階段の7段目から転落したためだ。乗り心地はあまり良くなかった。スピードは思ったほど出なかった。やはり、緊急車両を優先しないお国柄でスピードが出せないのだろう。
幸い、骨折もなく、入院することも許されずに帰された。救急の時に働いている救急士や医師には頭が下がる。
 
田宮二郎主演の「白い巨塔」は、浪速大学医学部の財前五郎助教授の野心を描いた作品。財前は傲慢な性格で、富と権力を手に入れるために工作を行う。そんな時、彼が執刀した患者が術後亡くなってしまう。
 
映画の後に、TBSでテレビドラマにもなった。私は田宮二郎が大好きだが、財前五郎には感情移入出来ない。しかし、この作品は田宮二郎でなくては成功しなかっただろう。
 
そういえば、私が人生で最初に入院した時の医師は外来では親切だったが、ベッドサイドでは傲慢でマナーの悪い医師だった。ある大学病院の教授でその世界では第一人者ということで入院したのだが、彼のおかげで憂鬱な入院生活だったことを思い出した。