みゆき野球教室

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恋する彼女、西へ。

財布を忘れて出かけた。それに気がついたのは、目的地の駅に着く間際だった。幸い、交通系電子マネーには往復の交通費とペプシを買うだけの金額はチャージしていた。だけど、カツカレーを食べて帰ることはできなかった。
 
このようなことに備えて、交通系電子マネーには十分にチャージすると共に、クレジットカードを財布とは別に持っておこうと思った。
 
交通系電子マネーはとても便利だ。かつては、国鉄会社線では別々のプリペイドカードで不便だったが、電子式になってからは1枚のカードで国鉄会社線もバスにも乗れて便利になった。このカードで買い物もできる。
 
1枚のカードで全国すべての交通機関が利用できればいいが、まだそうなっていない。去年、広島を旅行した時は、広島電鉄路面電車JR西日本のカードは使えるが、JR東日本のカードや私鉄系のカードは使えず不便だった。JR西日本のカードが使えるということは技術的にはJR東日本のカードや私鉄系のカードも使えるはずだ。国際平和観光都市を標榜する街だけに、とても残念だった。
 
もう一つ残念だったのは、広島の交通システムは旅行者にはわかりずらい。路面電車は市内線は均一料金だが、バスは距離が遠くなると運賃も高くなる。知らない街で路線バスに乗るのは不安だ。せめて市内線は均一料金にして欲しい。また、広島駅から広島空港へ行くバスに乗ろうとした際に、乗り場とそこまでいる道がわからず右往左往した。
さらに、路面電車は古い車両を使っているため、ベビーカーや車椅子は乗車できないことが地元の人にも不便を強いているように感じた。古い車両はステップがありバリアフリーではない。新しい車両はステップがないので、ベビーカーや車椅子も乗車できる。
サンフランシスコは広島同様、全米から、全世界から古い車両を買って走らせているが、それでも車椅子が乗りやすいような仕組みを作っている。
 
路面電車は観光客には人気の乗り物だが、地元の人は必ずしも好きではない。まず、スピードが出せない。自転車の方が速い。また、電車が数珠つなぎになって動かないことがある。
このため、広島ではバスがとても発達している。一説では、日本で最初に路線バスを走らせたのは広島だという。
広島は3Bの街と言われる。バスのB、ブリッジのB、そして支社や支店を表すブランチのBがそれだ。バスに関しては今書いたところだ。橋は、とても多い街だ。市内には7本の川が流れている。それにかかる橋が多いのも納得できる。また、会社や官庁の支社が多いのも特徴だ。このため、多様な人が住む街としてテストマーケティングが行われることが多い。
 
恋する彼女、西へ。」を観た。
これは、広島でロマンス映画を成功させようとする企画で、地元の有力企業が参加して作られたご当地映画の一つだ。
残念ながら、シナリオも演出も稚拙で、不満だらけの映画だった。
 
東京のホテルデベロップ会社で働く響子は、建築家志望だったが、営業として働いていた。彼女は、広島へ出張した際に、海軍の軍服を着た青年に出会う。青年は、海軍士官と名乗っているが、実は昭和20年8月の広島からタイムスリップして来たことがわかる。二人は愛し合うようになるが、青年は昭和20年に戻ってしまう。でも、そこでは原爆で壊滅する広島だ。時空を超えた愛は、成就するのか?
 
この映画に関しては、観るまでとても期待していたので、残念だった。ご当地映画の枠を超えられなかった。
 
今回は、予告編が見つからなかった。
映画と同様、このブログの記事も出来が悪い。