みゆき野球教室

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摩天楼はバラ色に The Secret of My Success

休み明け初戦は、どんな状況でも疲れる。昨日は会社から戻ると、食事をして21時には熟睡していた。良く眠ったはずだが、目覚めは良くなかった。もっとベッドにいたかった。
 
職場でいろいろ話を聞いてみると、世の中には驚くほど楽な仕事があるようだ。辛い=高収入という図式はたぶん嘘だ。楽な仕事の方が収入がいい場合はいくらでもある。
私は今後、収入よりも、気楽な仕事がしたい。神経をすり減らすことなく、存在していれば給料がもらえるような仕事。きっとあるはずだ。
 
「摩天楼はバラ色に」は、マイケル・J・フォックス主演のコメディ。
田舎から大都会ニューユークにやって来た青年が、大企業の最底辺のメールボーイから重役まで上り詰め、さらには美人秘書までものにするという成功物語。
 
この映画を観て、「さすがにアメリカ。学歴や経験がなくても実力で成功できる」と感動してはならない。アメリカは世界一の学歴社会。その上で実力も要求される。だから、この作品のような出世物語はほとんどない。ほとんどないからこそ、このような作品が生まれる。
ただ、世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスシドニーワインバーグは中学中退の学歴で用務員助手から身を起こし、同社のトップにまで上り詰め、長きにわたり栄華を誇った。今では絶対にないことだ。
 
日本ではよく「学歴なんか関係ない」「学歴がなくても立派な人はいくらでもいる」などと若者を騙す言葉が使われる。やめてほしい。現実を教えるべきだ。今は20年前に比べ、高卒の新卒求人は半分以下に減っている。高卒ではスタートラインにすら立てないことが多くあることを教えるべきだ。今は、コンビニのアルバイトでも高卒よりも大卒を選ぶという。そんな時代だ。綺麗な言葉で若者を騙し、転落した若者には「自己責任」といって冷たく突き落とす。
そんな社会はまっぴらだ。