いまを生きる Dead Poets Society
もう、多くを望まないことにした。
ツイッターを見てると、このようなツイートがあった。
メンタル病んだ経験があるのでわかるんですが、メンタルってガラスみたいなものなので、一度病むと全快しても、メンタルを病む前と比較して当社比80%ぐらいの強度までしか回復しないので、ホント注意しないとさっくりと死にますぬ https://t.co/yy36KOrflV
— シックス (@Six_Sh00ter) 2015, 12月 11
その通りだ。心を病むと、完全には元に戻らない。私は何度も治って、また再発しているので、元の状態からは程遠いくらい心の強度は弱くなっている。
今までは、失った時を取り戻そうとして、がんばりすぎた。結果、ますます悪くなるという状態だ。
ビートたけしが言っていた。引用しよう。
人がほんとうに生きられるのは、今という時間しかない。
その今を、10年後だか20年後だかの明日のために
使ってどうしようというんだろう。
昔はそういう人間を、地に足が着いていないといった。
夢なんかより、今を大事に生きることを教える方が先だったのだ。
まだ遊びたい盛りの子どもを塾に通わせて、受験勉強ばかりさせるから、
大学に合格したとたんに何をすればいいのかわからなくなる。
夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、
生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ。
俺は心の底からそう思っている。
どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。
お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。
贅沢と幸福は別物だ。
慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。
人生はそういう風にできている。
そんなことは、誰でも知っている。
だけど、そんな大切なことも教えないで、夢を追いかけろという。
頑張って勉強して、スポーツやって、起業したり、
有名人になったりしなければ、幸せになれないと脅す。
そうしないと経済成長が止まって、大変なことになってしまうからだ。
だけど、大変なことになるのは、いったいどこの誰だろう。
少なくとも、清く貧しく美しく生きている奴ではない。
今を生きる。それだけでいい。怠惰な毎日でもいい。何も成し得なくてもいい。とにかく、自ら生命を絶つことなく、生きていられればいい。そう思うようにしよう。
「いまを生きる」は、大好きロビン・ウィリアムズ主演の映画。心を病んでない人向けの作品だ。
もう、私はがんばれない。それでいいのだ。