みゆき野球教室

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サンダーバード6号 Thunderbird 6

いつだったか、東北新社という会社の採用試験を受けた。
この会社は、私の人生で最初に覚えた会社名だ。外国のテレビ映画の日本語版制作を手がけている会社として皆さんもご存知だろう。よく見ていたテレビは決まってこの会社が何らかの形で関わっていた。
 
子供の頃、「サンダーバード」が好きだった。もちろん、日本語版制作は東北新社。ほぼ私と同年齢のこのイギリスのテレビシリーズに、当時の子供達は男の子も女の子も夢中になった。
私は近所に同年齢の女の子が少なかったので、自然と男の子の友達と遊ぶことが多かった。定番のおままごとやお医者さんごっこもしたが、サンダーバードごっこもよくやった。
 
サンダーバード」は、最初はNHKで放映された。私は、1回目の再放送で見ている。映画化もされて、その第二弾の「サンダーバード6号」を幼稚園の頃観に行った。パンフレットを買ってもらい、日夜研究をした。
 
今ではサンダーバードの世界も古く感じる。例えば、ビデオモニターは液晶ではないし、アナログのメーターも使われている。だが、今も実現していないテクノロジーもある。
映像そのものは古くなったが、バリー・グレイの音楽は今でも十分に通用する。50年経っても古くならない音楽は素晴らしい。
 
いつか、トレーシー・アイランドのような島を南太平洋に買いたいと思っていた。今やそれは叶わぬ夢となったが、そんな夢を持っていた頃が懐かしい。そういえば、今年の夏、バンコクからの帰りの機内から見た小さな島がトレーシー・アイランドによく似ていた。