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みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

恋はデジャ・ブ Groundhog Day

世の中の仕組みはわかりにくい。
例えば、滅茶苦茶きつい肉体労働を深夜に12時間するより、昼間のオフィスワークの方が給料が良かったりする。
私が今やっている仕事も、そんな感じだ。給料は肉体労働よりはるかにいい。しかし、やることといえば、オフィスで座っているだけ。たまに、パソコンを使った作業が1日に1時間程度あるが、全く何も仕事がないこともある。それでも、出社して席に座っているとお金になる。
 
このように書くと、意識高い系の皆さんからお叱りを受けるかもしれない。「仕事というものは与えられるものではなく、自分から作り出すものだ」と。しかし、私の職場ではそれは禁じられている。厳重な監視の中、ただただ座っていることだけが求められる。もちろん、寝てはいけない。ネット閲覧もできない。紙を含むすべての記憶媒体の持ち込みもできない。
 
今の職場に入る時、自分の能力を発揮して、会社に、そして社会に貢献できると希望に燃えていた。だが、現状を知ってがっかりしている。それでも、座っているだけでお金がもらえる仕事はそうそうない。高い給料を辛抱代と思えば納得がいく。
 
さて、会社で座っている時に、何をしているかといえば、主にお金儲けの方法を考えている。と書けば俗っぽいので、投資のストラテジーを構築している、と言い換えておこう。頭の中でやっているのは同じことだ。
 
それ以外の時は、目を開けたまま瞑想している。呼吸を整えてリラックスしている。そうすると、時間は思ったほど長く感じない。
 
毎日この繰り返しだ。このまま半年、1年と勤められるだろうか? たぶん無理だ。もっと能力を発揮できる職場に移りたい。
 
ビル・マーレイ主演の「恋はデジャ・ブ」は、2月2日という1日を何度も何度も繰り返す男の物語だ。
同じ日を再び生きたいというのは、誰でも思うだろう。特に、大きな失敗をした時は、その時の記憶を持ってやり直したいと思う。
しかし、いつまでたっても2月3日にならないということは、決して死なないけれど、成長もしないということだ。
この男も、ある時は犯罪を犯したり、またある時は自殺をするが、目が醒めるとまた2月2日が始まる。
 
このように同じ期間を繰り返すループものは、私が大好きな小説「リプレイ」が最高傑作だろう。いつか映画化されることと、続編が出ることを望んだが、映画化は困難で、作者は続編執筆中に亡くなった。
 
人生は繰り返せないのでいいのかもしれない。ならば、転職も急いだ方がいいかもしれない。