みゆき野球教室

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弾丸を噛め Bite the bullet

キャンディス・バーゲンという女優が好きだった。彼女は写真家としても名声を得た。日本では、光学メーカーのミノルタのCMに出ていた。

彼女が出演した「弾丸を噛め」という映画は、アメリカ西部を舞台にした馬による700マイルのレースを題材にした作品で、馬好きの私は興味深く鑑賞した。
 
馬ではないが、長距離バスでサンフランシスコからリノを通ってソルトレイクシティへ、そしてラスベガスを通り、LAへと旅をしたことがある。若いから出来た旅だ。車窓から見える西部劇のような景色に感動したとは言わない。何時間走っても全く変化しない景色に退屈したという方が正しいだろう。
もし、あの時にiPodがあれば、何を聴いただろう? きっと、何を聴いても退屈だっただろうと思う。もしかすると、大西部の景色を見ながら落語でも聴いていればいい気分だったかもしれない。
 
そういえば、幼稚園の頃、バスでぶどう狩りに行ったことを思い出した。採ったぶどうをビニール袋に入れ、それをリュックサックに入れていたが、衝撃でぶどうが潰れてジュースが出て泣いてしまった。
あの頃の私は、とても社交的だった。でも、いつの頃か、人見知りになり閉じこもるようになった。その性格は今ではも治っていない。
もう一つ思い出したことがある。幼稚園の友達にクラタ君という丸っこい少年がいた。彼の家はデルタという喫茶店を経営していた。私は彼のことを「デルタくん」と呼んでいた。バカな子供だった。
さらにもう一つ思い出した。オザキさんという女の子の友達がいたが、オザキさんなのかエザキさんなのかいつも迷って結局間違っていた。救いようがないバカな子供だ。
 
さて、キャンディス・バーゲンに話を戻そう。
高校生の時にキャンディスに似たアメリカ人の友達がいた。彼女はアイダホ州だったかメイン州だったか忘れたが、あまり馴染みのないところから来た人だった。よく「Aren't you Candice Bergen?」と言ってからかった。あとで知ったのだが、アメリカ人はこのように言われるのをすごく嫌うらしい。彼女には悪いことをした。
 
キャンディスが出ていたミノルタのCMを見て、高校の時の友達であるフカガワくんはミノルタのカメラを買ってしまった。私もミノルタのカメラが欲しかったが、結局はペンタックスにした。
今、私が欲しいカメラはミノルタでもペンタックスでもニコンでもない。iPhone6s Plus一択だ。うまくいけは、発売日の9月25日に手に入る。私はこれでショートムービーを撮りたいと思っている。
 
今回は友達の思い出話でまとまりがなくなった。お許しいただきたい。
友達といえば今、私にはとても大切な人がいる。その人とともに、励まし合い高め合っていきたい。