みゆき野球教室

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フライング・コップ POLICE SQUAD!

子供の頃、「あやまって海に落ちて死亡しました」というニュースを聞いて、なんで海に落ちる前に「ごめんなさい」って言うんだろうと思った。バカな子供だった。
大人になってもバカは治らず、まともな人間になれなかった。ごめんなさい。
 
「フライング・コップ」は、アメリカの刑事モノのテレビ映画だ。全編、おバカなギャグで満載の本当にバカな作品。登場人物は、みんな大真面目な表情でギャグを連発。かつてのバスター・キートンの手法だ。
 
主演は、レスリー・ニールセン。もともとは「ポセイドン・アドベンチャー」では船長役を演じるなど、シリアスで渋い俳優だったが、コメディに転じて一気に才能が開花した。
 
この作品は、たったの6話で打ち切りになってしまう。あまりに面白さがかえってお茶の間の笑いには受け入れられなかった。そこで、劇場用に「裸の銃を持つ男」として作られ、大ヒットした。シリーズ二作目の「裸の銃を持つ男 2 1/2」は私がアメリカで初めて観た映画で思い出がある。
 
大好きなギャグはたくさんあるが、中でもラストシーンでストップモーションになり、クレジットが流れる場面。フィルムを止めるのではなく、俳優が動くのをやめるだけなので、犯人が逃げたり、そそぎがけのコーヒーが溢れたりするあたりは大好きだ。
 
フジテレビは「33分探偵」でこの作品を全面的にパクった。恥ずかしい。