みゆき野球教室

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ザ・チャイルド Who Can Kill a Child?

北海道で行方不明だった少年が無事に発見された。よかった。
しかし、このニュースを決して美談として取り上げてはいけない。置き去りは、児童虐待だ。親に捨てられた少年がどれほどさみしく、悲しく、辛かっただろう。彼は生涯消えることのない傷を持ち続け、生きていかないといけない。この心の傷がもとで、不幸な人生を歩まないといけないかもしれない。私はこの親たちに、激しい憤りを覚える。もし、私が少年の立場だったら、一生許さない。
 
私も親に捨てられた。心の傷は、今も癒えない。
ロクでもない大人は、死んでしまえ。
 
「ザ・チャイルド」は、スペインで作られたホラー映画だ。
私は、映画ファンになって以来、裸の出る映画と怖い映画は観ない主義を貫いてきた。裸の映画は後に解禁したが、怖い映画は今も観ない。だから「エクソシスト」も「サスペリア」も観ていない。
ただ、この「ザ・チャイルド」はたまたま試写会が当たったので、観た。
 
この映画の舞台は、太陽がまぶしいスペインの孤島だ。ホラー映画にありがちな暗いところが舞台ではない。それだけに、より怖さが伝わってくる。
 
スペインの孤島に旅行したイギリス人の夫婦は、そこに大人の姿がないことに疑問を抱く。そこでは、子供達ばかりが暮らしていた。その子供達が大人を惨殺する。そして、その夫婦も子供達のターゲットになる。
子供はいつの時代も虐げられてきた。その子供の怨念が、現代の子供に乗り移ったのだ。
子供は手加減を知らない。全力でイギリス人の夫婦を襲う。彼らは逃げ切れるのか?