みゆき野球教室

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Love Letter

東急東横線が地下に潜り、渋谷での乗り換えがとても不便になった。
渋谷が起点の時は、1本待てば必ず座れたが、今では昼間の各駅停車でも座れないことがある。すでに東横線沿線から引っ越してたまにしか乗らないので、実害は少ない。
便利になると思われたが、逆に不便になった。
 
渋谷の街も随分と変わった。この街に若者が集まるようになったのは、1973年にパルコが開店してからだ。それまでは区役所通りと呼ばれていた通りは、公園通りという洒落た名前がつけられ、多くの若者が押し寄せた。
 
今、ヤマダ電機があるあたりに、恋文横丁というところがあった。「恋文横丁此処にありき」という碑が今でもその記憶を通り過ぎる人に伝えている。
これは、「恋文」という小説から来たそうだ。戦後、進駐軍の兵隊と恋仲になった日本人女性。しかし、朝鮮戦争勃発で兵隊は朝鮮半島へ。その恋人に当てた英語の恋文を代筆する代書屋が、この界隈に多くいたらしい。
 
ラブレターというと、若い頃はよくもらったし、よく書いた。今ではメールが主流になり、郵政省メールは縁がなくなった。
 
豊川悦司中山美穂が主演した「Love Letter」というちょっといい映画があった。岩井俊二が演出をし、
若い頃の行定勲が助監督として参加している。
 
行定勲といえば、香川照之がTBSでアシスタントディレクターをしている時に、行定勲が入ってきていじめたところ、のちに人気監督となった彼に現場で仕返しをされたという話が好きだ。もちろん、このいじめは悪質なものではなく、先輩としての愛情だった。
今や、この二人は日本映画やテレビジョンではとても重要な人物になった。