みゆき野球教室

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天地創造 The Bible: in the Beginning

競馬のケンタッキーダービーは、大本命のナイキストが勝った。
このレースは、「スポーツの中で最も偉大な2分間」(The Most Exciting Two Minutes in Sports)とも言われ、スーパーボールと共に多くの人が観戦するスポーツとして知られている。
日本から参戦したラニは、9着に終わった。善戦と言っていいだろう。
結果的には能力の差、そして経験の差が勝負を左右したが、挑戦をしなければいつまでたってもいい結果は生まれない。日本の賞金の高いレースを見送り、ここに挑戦を決めた馬主と調教師に敬意を表する。
 

 
海外での経験がのちの成長に大きな役割を果たすのは、人も馬も一緒だ。私も若い頃の海外での経験があればこそ、今なんとか生きていることができる。外国語がわからなくても、若い人はどんどん世界を経験すべきだし、歳を取っても遅すぎるということはない。たとえ、添乗員付きのパッケージツアーでも、行かないより行ったほうがいい。
 
西洋の映画を観ていると、英語圏に生まれなかったことがハンデになると感じることがある。英語が出来れば、市場は世界に広がる。私は頭が悪いので、英語は勉強したが身に付かなかった。
 
海外から日本に来て、上手に日本語を喋る人がいる。例えば、大相撲の力士は発音もイントネーションも日本人と変わらない人が多い。競馬のミルコ・デムーロ騎手やクリストフ・ルメール騎手も日本語が上手い。それなのに、日本人はどうして外国語が苦手なんだろう。
 
旧約聖書によれば、人は皆同じ言語を話していた。しかし、バベルの塔を作り、それが神の怒りを買い、神は人々を異なる言語を話すようにさせ、世界の隅々に散らせた。
1966年のアメリカ・イタリア合作映画「天地創造」は、旧約聖書の創世記の第1章から第22章までを描いた巨編だ。バベルの塔の話は、第11章だったと思う。
この作品には、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが天使の役で出演している。
 
もし、今でも言語がひとつだったら、どんなに便利だろう。でも、近いうちに高速瞬間通訳機が出来て、人類は言語の壁を克服できるかもしれない。それまでは生きていたい。