みゆき野球教室

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チ・ン・ピ・ラ

風の強い連休の初日だった。頭髪に恵まれない人には試練の日だったに違いない。
空気はカラッとしていて、とても気持ちが良かった。1年でいちばんいい季節だろう。
 
友達とブッフェスタイルのレストランに出かけた。久しぶりに会うその友達はとても綺麗な顔をしている。そして性格も良い。ただ、たまに際どい言葉を発し、ドキッとする。
 
レストランではサンドイッチと焼きそばを期待していたが、無かった。そこで隣接の食品スーパーでサンドイッチと焼きそばを買って帰った。これを夕食にするつもりだ。
 
連休中は程よく出社となった。家で寝ていてもお金にならないので、働いていた方が気が紛れる。
ただ、最近は映画を観に行く時間がとりにくくなった。
 
この大型連休をゴールデンウィークともいう。これは映画の興行から来た言葉だ。盆、正月と並んで映画館が満員になる時期だ。
昔は消防法を遵守しなかったので、満員になっても札止めになることは無かった。そのため、満員の後ろで背伸びをしながらスクリーンを見た記憶がある。
映画に限らず、興行の世界は少なからず裏社会との接点があった。しかし、今ではすっかり洗練して堅気の仕事になった。
 
「チ・ン・ピ・ラ」は、ヤクザになりきれないチンピラの若者を描いた。
私はこの映画でヤクザの世界は学歴社会だということを知った。この世界は完全実力社会だと思っていたので衝撃を受けた。調べてみると、ヤクザの幹部は皆有名大学を出ている。
 
この作品を監督した川島透は原宿学校における私の先輩だ。同じ原宿学校で学ぶ金子正次と組んで初監督した「竜二」で注目された。本作は彼の二作目になる。
金子正次は「竜二」の後に若くして世を去った。川島透は後に薬師丸ひろ子に指名されて「野蛮人のように」を撮った。私はこの時、六本木で撮影風景を見学した。キャメラマンの前田米造が怖かった。
 
ヤクザは怖い。社会から追放すべきと思うが、彼らにも人権があるし家族もある。追放するのは簡単だけど、裏社会にしか住めなくした日本というシステムもまた、ヤクザと同様に問題だと思う。
 

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