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喜劇急行列車

東京から岐阜県の大垣まで行く夜行快速の「ムーンライトながら」という電車がある。
今では季節列車として夏休みや冬休みなどに運行されているが、かつては通年運行だった。
まだ「ムーンライトながら」という名前がつく前は「大垣夜行」と呼ばれていた。この頃に、何度か乗ったことがある。大船からグリーン車に乗るつもりで切符を買ったが、満席で結局名古屋までデッキで立っていた。その先も各駅停車の旅をする予定だったが、疲れたため新幹線に切り替えた。
 
今では長距離の快速・普通列車がほぼ絶滅した。ドル箱の東海道ですら航空機、新幹線、高速バスと揃っているので、長距離列車の撤退は仕方がないのかもしれない。
 
普段はどこに行くにも航空機を利用するが、たまに鉄道を使うと足元が広いことに驚く。航空機も余分なお金を払えば広い空間は手に入るが、そこまで予算はかけられない。
私の夢は、大陸横断鉄道に乗ってのんびり旅行することだ。北米大陸の西側1/3はバスで旅をしたことがある。とても辛い旅だった。もし、鉄道だったらもっと楽だっただろう。
 
「喜劇急行列車」は、渥美清が主演した喜劇列車シリーズの第一弾。寝台特急さくらの専務車掌の渥美が繰り広げる人情喜劇。
 
この頃の寝台車には、車掌の他に寝台をセットする給仕が乗務していた。その後、合理化のため給仕は乗務を外れることになる。長距離電車の運転士や機関車の機関士も2名乗務が普通だった。
 
本稿を書きながら思い出した。寝台特急で東京に戻る時、目が覚めたら辻堂あたりで街は1日を始めようとしていた。大船を通過し、横浜に止まり、終点東京まであと少し。とても満たされた朝だった。
今はもう、そんな経験はできない。
 

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