みゆき野球教室

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シコふんじゃった。

友達と4人で飲食店に入ったところ、いくつかある4人席はみんな1人の客が座り、あとはカウンターが少し空いているだけだった。結局、そこで食べるのを諦めたが、次に入ってきたグループ客も座れずにすぐに出てきた。店員が人数を見て適切な席に誘導していたら、この店も機会損失をしなくて済んだ。人件費をケチったばかりに、みすみす利益を失った。
 
そこで新しいビジネスを思いついた。こんな感じだ。まず、大学の相撲部員3人を雇う。出来れば弱そうな方がいい。太っていれば太っているほどいい。そして飲食店で4人席に1人で座る客を見つけたら、その相撲部員が「相席いいっすか?」と言って強引に座り、大汗をかきながら食べる。それだけでいい。1人の客は、次からカウンター席に座ろうと決心するだろう。相撲部員には、最低賃金の907円と腹一杯食べさせればいい。WIN-WINのビジネスだ。
 
このように、4人席に1人で座る客は、社会性のない高年齢男性に多い。次はおばさん、そして若い人の順で続く。
もちろん、混雑していない時間なら4人席に座ることを否定しない。
 
私が大相撲に興味を持ったのは、「シコふんじゃった。」を観てからだ。多分、テレビジョンで観たと思う。
当時の私は、アメリカかぶれで日本的なものをことごとく否定していた。
しかし、相撲の所作の面白さ、特に行司に魅せられた。29代の木村庄之助のファンだった。庄之助が引退する2001年の大阪場所は、千秋楽に大阪まで観戦に出かけた。
ちょうどこの頃、歌舞伎などの日本的な美しいものに惹かれた。
 
シコふんじゃった。」は、学生相撲の世界を描いたが、ただ一人の相撲部員を竹中直人が演じ、とても良かった。
この映画をきっかけに、相撲が好きになった人も多いと思う。