みゆき野球教室

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家族ゲーム

ニッポンは不思議な国だ。犯罪の加害者よりも被害者の方が責められる。
制度に不備があっても、それによって失敗した人の方が悪いとされる。
いじめにしてもそうだ。いじめられる方にも問題がある、と。
他人に対して思いやりの気持ちが少しでもあれば、こんな言葉は出てこないはずだ。
 
この国で生きるのは疲弊するだけだ。まともな感受性を持っていたら、ココロをやられる。
この国で生き残るには、強者になる以外ない。それも生まれながらの。そうすれば、カネも人も仕事も運も集まってくる。生まれながらに弱い者は諦めるしかない。救われない話だ。
 
私はすでに諦めた。病んだココロが暴走しないように生きるだけだ。
希望があるとすれば、ネコだ。やっと夢が叶い、ネコと一緒の暮らしを手に入れた。これさえ手放さなければ、私の人生は成功したと言っていいだろう。
 
家族ゲーム」は不思議な映画だ。
松田優作が主演だが、彼は落ちこぼれの生徒の家庭教師としてやってくる。
生徒は学校ではいじめられていた。彼は勉強と共に喧嘩のやり方も教えられ、復讐を果たす。
この生徒は宮川一朗太が演じている。
劇中、横一列の食卓で食事をする場面がある。まるで最後の晩餐のような画面だ。この場面では音楽はなく、ますます不思議な場面に映る。
 
監督の森田芳光宮川一朗太は共に熱心な競馬ファンとして知られている。宮川一朗太はまだこのころは競馬を知らなかったと思う。森田に競馬を教わったのかもしれない。
 
森田芳光は早く逝きすぎた。
私は森田芳光が好きでこのブログでも何度も取り上げたが、彼の作品はそれほど観ていない。
きっと競馬ファンである彼が好きなんだろう。結婚式の費用を競馬で作ったというエピソードが好きだ。
 

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