読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

M★A★S★H マッシュ M*A*S*H

一緒に住んでいた人が出て行った日から、mixiで日記を書き始めた。5年間、1日も休むことなく書き続けた。傷を癒すために、とにかく書いた。
 
mixiではたくさんの友人を得た。mixiを辞めた今でも交友関係がある人もいる。今はフェイスブックに移行しているが、こちらでは日記的なものは書いていない。
 
mixiで同級生を探すプログラムがあった。中学や高校を卒業して何十年も経つが、それを利用して何人かの友人と再会できた。
 
再会した友人のひとりに、キドくんという人がいる。
今でも良く覚えているが、小学3年か4年の頃、学校裏にある丘に写生に出かけた。
キドくんは学校の校舎とそれに連なる風景を描いていた。そこへ近所のおじさんがやって来て、キドくんの絵を覗きこみ、「君は絵が上手だから絵描きさんになるといいよ」と言った。
 
実際、彼は大人になって有名なゲーム会社に入り、グラフィックデザイナーになった。デザインだけでなく、映像でも文章でも才能を発揮して有名になった。しかし、そのゲーム会社が倒産して、彼の人生は大きく路線変更を強いられる。いくら才能と実績があっても、高卒という学歴が壁になり、転職市場の弱者になった。
 
私は彼のデザイナーとしての実績は知らない。しかし、彼の書く文章は素晴らしかった。彼は一時であっても夢を叶えた。夢には一歩も近づけなかった私とは違う。
 
今は彼の消息を知らない。キドくんは無学の人の多くがそうであるように、思想が右よりだった。戦争や特攻を肯定し、賛美する人だった。また、原爆投下をも肯定した。そのため、私は彼と絶縁した。私の心の狭さがそうさせた。
 
キドくんの父は韓国人の牧師だった。そのため、子供の頃から差別されて苦労したと話していた。特に、多田豊という暴力教師に理不尽ないじめにあったそうだ。私も多田豊に暴力をたくさん受けて心にも身体にも傷を受けた。それ以上の苦しみをキドくんは経験した。私は多田豊を許せない。
 
「M★A★S★H マッシュ」は、朝鮮戦争を描いたブラック・コメディだが、サイテーな映画だ。
実に馬鹿馬鹿しい映画だが、戦争の馬鹿馬鹿しさに比べれば、誤差の範囲内だ。