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最近は、ノーメイク、ノーブラで会社に行っている。大人としてどうかと思うが、楽なことには勝てない。
ノーメイクだと、鏡を見る機会が少なくなる。先日、久し振りに鏡を覗いたら、あまりの劣化にびっくりした。本来なら少しでも老化を食い止めるためにドモホルンリンクルなどを使って全力で抵抗するところだが、自然に任せている。それでいいと思う。
こんな私だが、メイク学校に通って資格を取った時期もある。学校が近くだったし、授業が始まる前にセルフクレンジングをするので、ノーメイクで登校したらえらく叱られた。以来、丹念にメイクをして登校するようになったが、その時の情熱は今はもう無い。
鏡は100円ショップでも買えるが、良い鏡を使うとメイクが上達する。安い鏡では見えなかった粗が、良い鏡だとはっきりとわかる。そのため、東日本橋にあるマスダ増というメイク用品の問屋に行って、高い鏡を買ったものだ。
アメリカ人のベリンダは、公認会計士と結婚するが、とても自由な女性。浮気を疑った夫は、トポル演じる探偵に浮気調査を依頼する。探偵は、ベリンダを尾行するが、時には彼女の前を歩き、バックミラーで彼女の動きを追う。当然、ベリンダは探偵の存在を認識していて、尾行を楽しむようになる。
ここまで鏡を効果的に使った映画を私は知らない。ジョン・バリーの音楽も美しくて、今でもよく聴く。
ミア・ファローの最近の写真を見たが、あの可憐だった姿はもう無い。私も油断していると、彼女のようになってしまうのか？
