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みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

阪急電車 片道15分の奇跡

引越しをしようと思い、物件を見に行った。まだ不動産屋を通していないので、外見だけの自主見学。
そのアパートは、自由が丘と田園調布の間にあり、線路のそばだった。割と良さげなアパートだった。家賃も手ごろで環境もいいし、何よりネコが飼える。
しかし、現実を考えたら、引越しするお金などないのだ。銀行からお金を借りて引越しすることも考えたが、私の信用情報では銀行は貸してくれないだろう。といって、消費者金融で借りると、利息で死んでしまう。
結局は、今住んでいるスラム街の高級バラックで我慢するしかない。
 
この高級バラック生活は今年で5年目。その前は自由が丘に住んでいた。
自由が丘は東京で一番好きな街だ。おしゃれで活気があり、お祭りが多い街だ。
そこでも線路のそばに住んでいた。電車が通ると、ラジオの音も聞こえなくなるが、それでもお気に入りの部屋だった。
 
阪急電車 片道15分の奇跡」は、近所の映画館で観た。ちょっと、ホロッとする小品。劇中の関西弁がとても良かったが、出演者の多くは関西出身というからネイティブの関西弁ということだ。
 
阪急電車には思い出がある。かつて遠距離恋愛をしていた相手は、阪急京都線四条大宮に住んでいた。休みのたびに京都に行くと、二人で京阪電車に乗ってある日は河原町へ、ある日は梅田へと行った。その人はやがて東京に来て、一緒に住むようになったが、9年後悲しい別れが待っていた。
あの頃が人生のピークだった。
 
ここまで書いて、やはり私は引っ越さなければならないと思った。そしてネコと二人暮らしをする。これが人生再生の唯一の道だろう。きっとそうだ。