ある愛の詩 Love Story
東京は大雪が降った。これまで暖かすぎたので、ちょうど良い。
いつもより早く出て会社に向かったが、電車が遅れた。その上、途中駅で後ろの人の下車を妨げないために一旦ホームに降りたら、その電車には乗れず、結局3本電車を見送った。それでも15分遅れで会社に着いたので、いい方だろう。同僚の中には3時間かけて出社する者もいた。
雪が降り交通が麻痺すると、東京は雪に弱いと言われるが、そんなことはない。雪国に東京と同じだけの人口があれば、その雪国では毎日交通が麻痺するはずだ。要はインフラが脆弱なのではなく、人が多いのである。
週明けはいつも忙しいのだが、今日は珍しく暇だった。インターネットを閲覧していると、こんなニュースが載っていた。「ゆうゆうワイド4月終了」。
仕事をしながらこの番組をよく聴いた。今でも仕事が休みの日は必ず聴くようにしている。
その番組が終わる。理由は体力的なもので、納得がいく放送ができなくなったからだという。74歳という年齢を考えれば引退も仕方はないが、聴いている分にはまだまだやれると思う。
しかし、潔い身の引き方だ。世間を見てみると、歳を取っても現役を引退せずに害をまき散らしている人が多くいる。政界にも財界にも芸能界にも。老害は去るべし。
雪というと、「ある愛の詩」を思い出す。
ふたりは、雪の中でダイブして遊ぶシーンがあり、憧れたものだ。
「愛とは決して後悔しないこと」という名セリフは、大流行した。
帰宅の頃には、雪もすっかり溶けていたが、この冬、あと2回くらい大雪が降ってくれれば嬉しい。その時は、雪にダイブしたい。