読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

ターン

寂しいと、ウサギは死ぬという。実際は違うらしい。
寂しいと、人間は死にたくなるという。本当だろう。
 
ラジオに精神科医が出ていて、そんなことを言っていた。
確かに、私は寂しい。それが辛くて死にたい。
 
辛いときに、他人に甘えられる人は危機を回避できるそうだ。
しかし、日本人は人に甘えることを良しとしない。
日本人のとって、甘えは罪なのだ。
私も日本人だ。甘えられない。それ以上に、甘えられる存在が近くにいない。
 
東京には無数の人間が住んでいる。それなのに孤独との戦いだ。
人は、甘えられる人がいたら、他に何もなくても生きていける。
寂しい。たまらなく寂しい。
 
北村薫の小説、「ターン」が映画化された時、すぐに観た。
交通事故にあった女性が、気がつくと前日に戻っていた。
しかし、彼女が住むその世界には、彼女の他には誰も存在しない。
そして、事故の時間になると、また同じように前日に戻ってしまう。
誰もいないはずの世界。そんな中、1本の電話が鳴る。
 
小説では描ける誰もいない街は、映画では難しいと思っていたが、今は特殊撮影があることをすっかり忘れていた。
だが、映画は小説を凌駕出来なかった。
 
誰もいない世界だと、死ぬほど寂しいだろう。
広告を非表示にする