みゆき野球教室

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トッツィー Tootsie

テレビジョンの世界では、ソープオペラという分野がある。これは昼間に放送される主婦向けに作られたドラマで石鹸メーカーがスポンサーにつくことからこう呼ばれた。
昼ドラは、見始めると麻薬のような常習性があり、1回でも見逃すとすごく損をした気持ちになる。私も東海テレビ制作のドラマにハマっていた時期がある。
 
アメリカで、このソープオペラ「病院物語」のオーディションに売れない俳優がやって来た。彼は実力はあるものの、完璧主義者で現場で衝突することが多く、干されていた。しかし、彼も生きていくために必死だった。女装してオーディションに行くと、婦長の役が与えられる。「病院物語」は大ヒットして、婦長を演じた「ドロシー」は一躍大スターになって行く。
 
ダスティン・ホフマンが主演した「トッツィー」は、そんなコメディだ。彼の女っぷりはなかなかのものだった。役作りは大変だったと思う。
 
私はこの作品を大船の映画館で観た。20歳だったと思う。あの頃は沈んでいた。鎌倉市から成人式のお知らせが来たが、結局家で寝ていた。
あれから何十年も経ったが、未だに沈んだままで浮上できない。