みゆき野球教室

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小さな恋のメロディ Melody

昨日は就職試験を受けに出かけた。面接だけかと思ったら、数学の筆記試験があり苦労した。たかだかパートの採用にここまでやる必要があるのだろうか?
 
大規模な交通遅延の影響を受けて、行きも帰りも国電は激混みだった。消耗しきって自宅の最寄駅に着いたが、そのままでは帰宅するまでに行き倒れになりそうだったので、駅ビルの屋上に上がって休むことにした。
大都会のど真ん中にあってとても静かな空間。エレベーターで屋上まで上がり、外に出てみると、制服を着た高校生のアベックがいた。でも、どうも態勢がおかしい。よく見てみると、白昼堂々いかがわしい行為の真っ最中だった。女の子が男の子にまたがり、激しく腰を動かしていた。それを見て、おばさんは羨ましくなった。若いっていいな。
 
あまり若い人のお邪魔をしては悪いので、早々に立ち去った。考えてみれば、もう長い間恋人がいない。心も身体も寂しい。
 
若い恋人たちを描いた名作に、「小さな恋のメロディ」がある。
ロンドンの厳格なパブリックスクールが舞台。11歳の少年マーク・レスターと少女トレーシー・ハイドが主人公だ。この二人はこの作品をきっかけに世界的なスターになった。
二人は11歳でありながら「結婚」する。大人が子供に守らせたいという価値観と子供の価値観の違いを温かい目で描いた。
 
ビー・ジーズの主題曲がいい。
ラストシーンでトロッコで進む二人の主人公。其の先にはどんな未来が待ち受けていたんだろう。
大人になって忘れてしまった多くのことをこの映画では教えてくれる。
 
そういえば、11歳の頃の私は、キスしただけで子供ができると思っていた。
あの頃を懐かしく思い出した。