みゆき野球教室

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八十日間世界一周 Around the World in 80 Days

気分が落ち込んでどうしようもない時に教会のミサに出た。静かな聖堂で神父の説教を聴いている時、ふと世界一周する妄想をした。すると、少し元気になった。
帰宅して、航空券の予約サイトで早速世界一周の航空券を組み立ててみた。すると、運賃だけで35万円くらいで行けることがわかった。ぐっと現実味を帯びてきた。
 
私は東はソルトレイクシティ、西はバンコクまでしか行ったことが無い。シカゴも、ニューヨークも、パリも、ロンドンも行ったことが無い。
 
まず、お金の心配をしよう。宝くじか競馬が当たればそれで問題解決。
次は、言葉の問題。私は日本語と落語しか話せない。だから、英語やフランス語、タイ語が堪能な人と友達になってお金を出して連れて行こうと思う。
 
基本は空旅だが、船や長距離鉄道も利用したい。特に、北米大陸は鉄道で横断したい。南半球も未経験なので、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、ブラジルにも行きたい。大きな国をヒコーキ以外で移動するのはきっと楽しいだろう。
 
「八十日間世界一周」は1872年に2万ポンドを賭けて80日間で世界一周する物語。ライト兄弟の有人動力飛行が1903年なので、この作品の舞台となったときはまだ航空旅行は出来なかった。そのため、大陸間移動は気球を使った。
 
この作品は、物語そのものよりも、主題曲が有名だ。皆さん一度は聞いたことがあるはずだ。TBSの長寿旅番組「兼高かおる 世界の旅」の主題曲としても使われた。この番組はまだ海外旅行が高嶺の花だった頃、兼高かおるが世界中を旅をしてその模様を放送していた。番組の制作にあたっては世界で最も経験ある航空会社、パンアメリカンが協力している。番組開始から20年間協力を続けたが、倒産した。
太平洋路線は、ユナイテッド航空に売却された。
 
旅のことを考えるのは楽しい。いつかきっと実現させたい。