みゆき野球教室

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クール・ランニング Cool Runnings

昨日の私は、小さな成功を手にした。投げ出した仕事の敗者復活の機会が得られたのだ。
日本橋人形町。かつて、ここにある航空関連の施設で働いたことがある馴染みの街。この街でその知らせを聞いた。うれしかった。仕事を投げ出して以来、自己嫌悪に苦しめられてきた。今度こそうまくやろう。そう心に誓った。
 
飛び込んだ書店では、明るいクリスマスの曲が流れていた。知らせを受けるまでは、きっとこんな曲を聴いたら逃げ出していただろう。しかし、昨日は素直に受け入れることができた。そして、もうすぐクリスマスだということに気がついた。後ろを向いて生きていた間に、すっかり月日は流れた。
 
今日はお祝いをしようと思って、自由が丘にやってきた。
髪を切り、おいしいものを食べようと企んでいる。
 
クール・ランニング」は、努力の大切さを教えてくれる作品。それとともに、楽しんで努力をすることの素晴らしさを描いた。
雪の降らないジャマイカのボブスレーチームがカナダのカルガリー冬季オリンピックに出場するという実話を基にした。
冬の寒さを経験したことのないメンバーが、悪戦苦闘してオリンピックに出場する。結果は、勝つことはできなかったが、メダルよりも大切なものがあると気づかされた。物語のクライマックスでは、号泣してしまった。
 
昔はオリンピックは「参加することに意義がある」と言われていたが、今は勝利至上主義になった。ゲームなので勝つことは必要だが、何か違っている気もする。
 
さて、私に欠けているのは、きっと努力すること、そして楽しむことだろう。もう一度この映画を観て、それを学ぼう。