みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

ぐるりのこと。

不遜な言い方であることは十分に承知しているが、頭の悪い男が嫌いだ。それらの男たちに、トラウマレベルの被害を受けたからだ。
 
一番頭が悪かったのは、印刷会社に勤めていた時の社長だ。本当に救いようのないバカだった。しかし、彼は自分のことを頭がいいと思い込んでいる。その人のもとで11年働いた。その結果、私は心を病んだ。私だけではない。多くの人が心を病んで職場を去った。
 
彼は裸の王様でもあった。傍若無人な振る舞いにみんなが迷惑した。私は彼に「あなたは裸だ」と告げた。言わずにはいられなかった。その結果、半年間いじめられて解雇された。それで良かったと思う。もし会社を辞めなければ、死んでいただろう。
 
一旦は治ったと思ったうつ病が再発しそうだ。この病気とは30年の付き合いだ。何度も地獄を見てきた。
 
「ぐるりのこと。」は、うつ病を扱った作品だが、作品そのものより、監督の橋口亮輔自身もうつ病を経験したということに関心がある。
映画監督にはうつ病の人が少なからずいる。完璧主義者の黒澤明うつ病で自殺未遂を起こした。
 
うつ病は誰にでもなる。2秒前まで元気だった人が突然うつ病になることもある。
今夜は早く寝て、少しでも症状が改善するように努めよう。