みゆき野球教室

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遠山の金さん捕物帳

日本の高齢の男性は、社会性が欠如した人が異常に多い。ぶつかっても謝らず、行列には割り込みをする。反論できない立場の人に対して怒鳴ったり、電車の中では数人分の席を独占して座り、満員電車ではひとりでつり革を3本持つ。こんな人もいた。ロビーのソファでくつろいでいると、隣の高齢の男性が靴を脱いで足を組み、私の方に向けてきた。

こんな人ばかりでうんざりするが、ジェントルマンも少数いる。この人たちは、やはりステキだ。
 
日本人は学校を卒業して定年になるまで同じ企業で働く人が多かった。朝早くから夜遅くまで働き、休日も出勤して会社以外の社会との接点が極端に少ない。会社の中ではそれなりに偉くなって、少々の理不尽なことは周りが我慢して受け入れてくれるので、変な思い違いで自分中心になる。
このような人は、団塊の世代が一番多い。彼らは手に負えない。私の前のボスもこんな人だった。いい反面教師になった。
 
一方、会社以外に社会との接点を持っている人は、マトモな人の方が多い。私の周りの競馬オヤジや映画好きのおじさんは、社会性がある。遊ぶということは人生をマトモに生きることに役に立つ。
私は遊びが苦手なので、もっと遊びを楽しめるようになりたい。
 
日本で一番有名な遊び人といったら、金さんだろう。遠山左衛門尉景元。北町奉行所の名奉行。実在の人物だ。
この金さんは、多くの俳優が演じている。映画では片岡千恵蔵でシリーズ化された。テレビでも大人気を博したが、私は中村梅之助の金さんが一番好きだ。
 
梅之助は、歌舞伎役者で屋号は成駒屋。息子は俳優の中村梅雀。私は梅之介も梅雀も好きだ。ふたりとも、男の色気に溢れている。梅之介が実生活で遊び人だったかどうかは知らないが、梅雀はとてもいい遊び人だ。
 
このドラマを見ていたのは子供の頃だが、これが私の時代劇が好きになるきっかけだった。梅之介はのちに「伝七捕物帳」にも主演して、これも毎回欠かさず見た。
 
今日の動画は、親分&子分ズの「遠山の金さん捕物帳」の軽快なテーマソング。