みゆき野球教室

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宇宙からのメッセージ Message from Space

今日はスーパームーン。最近、下ばかりを向いて生きているので、空では綺麗な月が輝いていることに気がつかなかった。

初めて月を天体望遠鏡で見たのは、小学5年生の時。夜、学校に集まり校舎の屋上で望遠鏡を覗いた。肉眼では白く見える月は、望遠鏡では黄色く見えることが不思議だった。その夜は、とても神秘的な夜だった。この日を境に宇宙を意識した。
宇宙に関する図鑑と気象の図鑑を買ってもらい、飽きることなく読み続けた。しかし、私の頭脳は理系には出来ていなかった。月や宇宙に関して科学的に語ることより、文学的に、そして映画的に語ることが好きになった。
 
映画にはたくさんの宇宙モノがある。「宇宙からのメッセージ」はそのひとつだ。
スター・ウォーズ」が世界を席巻した頃、日本でも便乗企画で儲けようという試みがあった。しかし、当時の日本の特撮技術は、円谷プロに代表される怪獣モノのそれであり、とても本家のような映画は撮れない。しかし、創意と工夫と模倣で困難を克服するのが日本のいいところ。
巨額な製作費と宣伝費を投入してようやく完成した。当時の新聞に全面広告を出した効果もあり、初日は大行列が出来た。しかし、それも数日しか続かなかった。
結局、収支はトントンだったが、どうやらこの作品がトラウマになったらしく、東映黒歴史とまで言われるようになった。
まあ、作品の出来は子供だましのようなモノだが、この映画をきっかけに日本の特撮技術が向上したのは間違いない。
 
このように、たくさんの宇宙映画があり、私も多くを観てきた。そして、宇宙に対して大いなる憧れを抱くようになる。そんな宇宙に果敢に挑んだ人たちは、私の中ではヒーローだ。