みゆき野球教室

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グリーンカード GREEN CARD

昨日は徹夜をして、サンフランシスコで行われた新製品の発表イベントを生中継で見た。

目玉は新しいiPhone。iPhone6sになるのか、iPhone7になるのか、それとも長年の名称を捨ててApplePhoneになるのか注目していたが、結局は大方の予想通りiPhone6sになった。
今回のiPhoneは、Apple史上最大の出のヒットになったiPhone6のマイナーチェンジ版。大きな変化はないが、久しぶりに欲しいと思えるガジェットだ。
 
プレゼンテーションの中でiPhone6sで撮影した4K動画が流された。そこには、サンフランシスコの街とそこに暮らす人たちが描かれていた。いくつもの丘に建つビクトリア調の建物、急坂を登るケーブルカー、赤いFラインのストリートカーなど、とても懐かしいものがいっぱい写っていた。
 
私は1988年に初めてサンフランシスコに行き、1991年には短期ではあるがそこで暮らし、以降も何度も旅行で訪れた。故郷を持たない私にとって、サンフランシスコは故郷のような街だ。
しかし、2010年の訪問を最後に、足が遠のいている。嫌いになったわけではない。むしろ好きすぎてその思いを断ち切るために他の国や日本の東京以外の街に関心を寄せることにした。
だけど、昨日のAppleのイベントを見て、もう一度サンフランシスコに行きたい、あの街で暮らしたいと思った。
 
アメリカで暮らすためには多くの障害がある。まず、言葉の問題。私の英語力は、英検4級レベルだ。そのうえ、読み書きは全くできない。標識の英語すら読めずに苦労した。
また、言葉以上の障害はビザだ。アメリカはビザの発給にとても厳しい国だ。日本人ならビザなしで最大90日までの滞在許可が与えられる。しかし、ビザなし訪問を頻繁に繰り返していると、入国を拒否されやすくなる。
では、正規にビザを取って長期滞在となると、留学ビザが就労ビザということになる。留学ビザは在学期間中働かなくても生活できるだけの資金と学費が用意できないと発給されない。就労ビザは、アメリカ人の雇用を守るため、一定以上の学歴、職歴、職業技能が必要となる。さらには、雇用してビザのスポンサーとなる会社が必要で、これも現実的ではない。一番いいのは、グリーンカード呼ばれる永住権を取ることだ。グリーンカード取得のために考えられるのは、アメリカ人か永住権を持つ人との結婚が一番いい。日本人にはモテないがなぜか外国人にはモテるので多少現実味はある。あとは、毎年募集される抽選で永住権が当たるプログラムに応募するか。
 
フランスからやって来た芸術家のジョージは、アメリカで生活するためにグリーンカードが欲しいと思っていた。園芸家のブロンディは単身者は入居できない温室付きのアパートに住みたいと思っていた。利害が一致した二人は、初対面であったが結婚式を挙げる。
共に望みのものを手にした二人は書類上は夫婦であったが、別々の生活を始めた。しかし、イミグレーションの調査員が本当に結婚しているのかと疑い、訪問してきた。ブロンディはジョージを探し出し、なんとかその場を切り抜けたが、数ヶ月後に正式な面接で合否を決めることになる。
二人は互いの身上を暗記し、新婚旅行の写真を偽造し、準備するがいつしか惹かれ合うようになる。
 
グリーンカード」を観たのは、1991年だ。サンフランシスコに行く前だったと記憶している。私もこのような方法でグリーンカードを取りたいと本気で思った。だが、当時の私は外国人にはモテなかった。仕方なく諦めた過去がある。
 
Appleのイベントで再びサンフランシスコを目指すことにした。これで心が決まったので、もう悩んだり迷ったりしない。今できることから始めていこうと思う。
 
もう、日本には何も期待しない。この「美しい国」とは、永遠におさらばだ。