みゆき野球教室

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明日に向って撃て! Butch Cassidy and the Sundance Kid

雨が止まない。

秋の長雨というが、もう三週間くらいこんな天気だ。
雨は嫌だがこれも神様のお恵み。雨が降らないと困る人もいるし、木や草花だってそうだ。
こんな天気の日は、ある歌を思い出す。子供番組でよく聴いた。歌のお姉さんが歌っていた。
 
「雨だれ小僧ちゃん   ポツンと 空から落ちて来た・・・」という歌い出しの歌だった。
当時、夏休みだった私の家に従兄弟たちが泊まりに来た。一人っ子の私にとって、同じ空間で寝起きする歳の近い人は、まるで兄弟姉妹が出来たようで嬉しかった。
夏休みが終わり、また一人になって、この歌を聴いて、私は泣いてしまった。
だから、雨が降ると無性に寂しくなる。誰かの胸に顔を埋めて、その暖かさを感じたい。
 
さて、子供の頃に聴いたあの歌は、「レインドロップス」という題名で、歌のお姉さんは石毛恭子さんであることがのちに判った。彼女は、フジテレビのアナウンサーだった。
この歌のオリジナルが映画音楽だと判ったのは、中学に入りアメリカ映画の洗礼を受けてから。バート・バカラック作曲でB.J.トーマスが歌った「明日に向かって撃て!」の主題歌「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on My Head)だ。
 
この映画は、中学生のときに一度観ただけだ。楽しみで観たというより、映画ファンとしての一般教養として観た。だから、有名な自転車の場面以外はよく覚えていない。だけど、主題歌が大好きだから、いつまでも忘れられない映画の一本だ。
 
秋の夜長もう一度この映画を観るのも悪くはないと思う。