チキ・チキ・バン・バン Chitty Chitty Bang Bang
音楽は好きだが、楽器は出来ないし、歌うと音程を外す。若い頃は、クラシックギターや津軽三味線を習っていたが、モノになる前にやめてしまった。
私はクリスチャンで毎週教会に行くが、聖歌(賛美歌)も口パク。歌うと迷惑がかかる。
音楽が出来る人は、2割〜3割は素敵に見える。性別に関係なく。私も音楽が出来たらモテていたかもしれない。
私の母は歌がうまかったが、遺伝しなかったようだ。子供の頃、「お前は橋の下から拾ってきた」と言っていたが、もしかすると真実かもしれない。
好きな音楽のジャンルは、まず映画音楽。次はジャズ。クラシックも好きだし、クリスマスの音楽も好き。だけど、演歌は嫌い。以前、店内で演歌が流れていることで有名なそば屋のチェーン店で働いていたが、憂鬱で仕方がなかった。
かつては、音楽はレコードを聴くか、ラジオから聴くのが一般的だった。レコード屋でLPレコードを選び、それを小脇に抱えて街を歩くのはときめいた。
ラジオはFM誌というモノがあり、放送されるすべての曲目が記載されていてそれを参考にカセットテープに録音していた。
「チキ・チキ・バン・バン」が公開されたのは、私が幼稚園児の頃。今とは違って、当時の私はとてもかわいかった。でも、公開当時はこの映画を観ていない。初めて観たのは、中学3年の頃だったと思う。名画座で2本立てで観た記憶がある。夢がたくさん詰まったとてもいい映画だった。
私が一番感銘を受けたのは、主演のディック・ヴァン・ダイクの歌がうまいこと。彼の歌をFMから録音したカセットテープで繰り返して聴いた。喉はどんな楽器にも勝ると思った。
生活にゆとりが出来たら、歌を習いに行ってみようか。それとも楽器のほうがいいか。迷うところだが、聴くだけの音楽よりも参加する音楽のほうがきっと楽しいだろう。