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みゆき野球教室

ダメ人間の由佳さんが毎日0時に更新しています

薔薇の葬列

有名な演出家が亡くなった。新聞やテレビでは「世界のニナガワ」の文字が躍る。これを見て、この人も大したことがなかったんだな、と思った。先日も書いたが、本当に世界で認められ、世界のマーケットで活躍している人に「世界の」という冠は付かない。例え…

白い滑走路

今日は田宮二郎について書こうと思う。 私は子供の頃からこの2枚目俳優が大好きだった。きっかけはクイズ番組。都会的で洗練されたダンディといった印象だった。 清酒大関のCFにも出ていた。着物を着て、番傘をさし雨の中を歩く。カッコよかった。そのCFは「…

愛染かつら

生涯で5回入院した。4回は国内。1回は海外。 入院して感じるのは、ナースの献身的な看護が心の支えになるということ。彼女たち、そして数は少ないが彼らにはお礼をいくら言っても言い足りない。 そんなナースの世界は、しばらく前から4年制大学卒業の学位と…

ミスター・エド Mister Ed

ネコを飼っている。チャーニング・チャーニャという1歳の茶トラの男の子。野良出身なので、警戒心が強い。我が家に来て2か月経つが、未だに身体を触らせてくれない。それでも、空腹になると鳴きながら顔をすりすりしてくれるようになった。 食事は朝夕の2回…

人間の証明

数年前に心の病気が再発して、テレビジョンを見られなくなった。能動的に画面に向かうのが辛いのだ。 パソコンの画面を見るのも辛く、タブレットでほとんどを代用している。 テレビジョンの代わりにはラジオを聴くようになった。 しかし、ごく最近になってよ…

桑港 San Francisco

母はくじ運の強い人だった。テレビの懸賞などでよく賞品を当てていた。 私はくじ運が悪いし、運そのものが悪い。ただ、母がくじが当たる時には私は事前にわかった。未来予知の能力はこの時に備わった。 私の未来予知の能力は、たまにしか当たらないが、はっ…

ひまわり I Girasoli

いい天気だった。湿気も少なく、気持ちの良い1日だった。 以前は秋と冬が好きだったが、今は春が好きになった。もうすぐひまわりの季節だ。 私は映画音楽の作曲家では、ヘンリー・マンシーニが一番好きだ。彼の最高傑作の一つに「ひまわり」がある。 この作…

Love Letter

東急東横線が地下に潜り、渋谷での乗り換えがとても不便になった。 渋谷が起点の時は、1本待てば必ず座れたが、今では昼間の各駅停車でも座れないことがある。すでに東横線沿線から引っ越してたまにしか乗らないので、実害は少ない。 便利になると思われたが…

TATTOO[刺青]あり

三菱自動車の度重なる不正は、学生時代に堕ちたブランドについて研究し、論文を書いた立場として興味深い。 日本の会社は、三菱自動車のような大会社でも平気で不正を行う。東芝も、雪印も。もちろん、小さな会社は不正のやりたい放題だ。一番身近な不正とい…

戦場にかける橋 The Bridge on The River Kwai

土曜日は、TOHOシネマズ新宿で映画を観た。この日は気温も上がり、何もしなくても汗ばむ陽気だった。しかし、劇場内は冷房をケチって、とても暑かった。電車に乗っても暑く、気分が悪くなりそうだった。3.11以来、節電のため、どこでも冷房の使用を控えるよ…

天地創造 The Bible: in the Beginning

競馬のケンタッキーダービーは、大本命のナイキストが勝った。 このレースは、「スポーツの中で最も偉大な2分間」(The Most Exciting Two Minutes in Sports)とも言われ、スーパーボールと共に多くの人が観戦するスポーツとして知られている。 日本から参…

スポットライト 世紀のスクープ Spotlight

二千年の歴史があるカトリック教会は、多くの過ちを犯してきた。十字軍、宗教裁判、免罪符の販売、ユダヤ人への迫害の容認とおよそ神の教会を語るにふさわしいことばかりだ。 また、こんなこともあった。ナチスの手から逃れようとする音楽一家のトラップファ…

あん

ラストシーンで主人公のひとり、店長さんが花見で賑わう公園でどら焼きを焼いている。 彼は、「どら焼きはいかがですか?」と大きな声で呼びかける。おそらく、彼の人生で初めてのことだろう。その顔は、笑顔だ。そして画面が黒くなり、クレジット。この瞬間…

上京ものがたり

東京の郊外、小平市の鷹の台という小さな駅がある。この街は学生街で、近くには武蔵野美術大学、津田塾大学を始め、大学や高校がたくさんある。学生街には若い彼らの胃袋を満たす飲食店が存在するものだ。 「チャイニーズレストラン 一番」もそのうちの一つ…

謎の円盤UFO UFO

潜水艦に、一度だけ乗ったことがある。といっても、横浜ドリームランドの潜水艦だ。汚い池の中にレールに乗った潜水艦がある。水は船体の半分くらいまであり、水面より下にある窓から水中が見えるという子供騙しなものだ。 横浜ドリームランドは今はもう無い…

メル・ブルックスのサイレント・ムービー Silent Movie

映画が音を持ったのは20世紀の初めだ。しかし、商業的に成功するには時間がかかった。 世界最初のトーキー作品は「ジャズ・シンガー」とされている。 当時は、映画が音を持つことに抵抗がある人が多かった。評論家や監督などは芸術性が失われると頑なに拒ん…

黒部の太陽

競馬の天皇賞は、2番人気のキタサンブラックが直線での接戦に競り勝って優勝した。この馬は去年の菊花賞を勝っていて、長距離の適性がある。また、先行馬が残る馬場状態に加え、武豊が騎乗するとあっては負ける要素がない。思い切って勝負をかけ、馬券を取っ…

転校生

尾道生まれの大林宣彦が「転校生」を撮った時、尾道市からの資金援助は一切なかった。また、市民は「尾道の恥ずかしい部分ばかり撮って、観光客が来なくなったらどうする? 作品を買い取って上映中止にしたい」と言っていた。 しかし、「転校生」が公開され…

ドライビング Miss デイジー Driving Miss Daisy

歌丸が笑点の司会を降板するという。見事な身の引き方だ。 日本では高齢の経営者や政治家が地位にしがみつき醜い。 最近では、このブログで批判した流通王が追われるようにトップの座から降りた。遅すぎた。彼は息子を世襲で社長にしようとしたとされている…

チ・ン・ピ・ラ

風の強い連休の初日だった。頭髪に恵まれない人には試練の日だったに違いない。 空気はカラッとしていて、とても気持ちが良かった。1年でいちばんいい季節だろう。 友達とブッフェスタイルのレストランに出かけた。久しぶりに会うその友達はとても綺麗な顔を…

大菩薩峠

「大菩薩峠」の三部作を観た。 これは中里介山原作の超長編小説を映画化したものだ。 原作小説は新聞に長い期間連載していたが、作者の死によりとうとう完結しなかった。 映画は日活、東映、大映、そして東宝で映画化されたが、私が観たのは大映で市川雷蔵主…

炎のランナー Chariots of Fire

東京オリンピックのエンブレムがようやく決まった。なかなかいいデザインだと思う。それでも、今回の選考過程もまた出来レース感は否めない。 このオリンピックはあらゆることがゴタゴタしている。これが日本の、そして日本人の実力だ。劣化した日本において…

十戒 The Ten Commandments

社内の印刷室に行った。ここには、オフセットの1色機から最新のオンデマンド印刷機まで揃っていて、下手な中小零細の印刷屋よりも充実していた。 私は10年以上印刷会社でDTP制作などを生業としてきた。この仕事は、映画の制作現場のような面白さがあり、すっ…

喜劇急行列車

東京から岐阜県の大垣まで行く夜行快速の「ムーンライトながら」という電車がある。 今では季節列車として夏休みや冬休みなどに運行されているが、かつては通年運行だった。 まだ「ムーンライトながら」という名前がつく前は「大垣夜行」と呼ばれていた。こ…

お茶漬の味

父と母はパチンコが好きだった。よくパチンコ屋に連れて行かれた。そこそこ強かったようで、景品のチョコレートを持って帰っていた。 ある日、現金に交換するボールペンが家にあったので開封したらえらく叱られた。 友達のお父さんは、地方自治体が運営する…

武士の家計簿

土曜日出社だった。会社の中はとても静かだった。 やはり、週に6日働くと疲労が抜けない。週に3日働いて4日休むくらいでちょうどいい。 どうやら来週の土曜日も出勤のようだ。人使いが荒い会社だ。 まとまった休みが取れれば、旅行に行きたい。私はまだ東北…

喜劇 とんかつ一代

中国飯店という中華屋がかつてあった。最初は、アメリカ人の友達に連れて行ってもらった。大食漢の彼らの胃袋を満たすだけの大盛り。チャーハンや麻婆丼が500円だった。500円硬貨が発行された年で、まだ珍しかった500円硬貨をお釣りで出してくれた。 それ以…

不屈の男 アンブロークン Unbroken

美人はそうでない人より得をするというのは、すでに多くの研究で明らかになっている。実に不公平だ。天は二物どころか三物も四物も与える。一方、恵まれない人は一物すら与えられないばかりか、持っている物も奪われる。これはこのブログで何度か取り上げた…

ステイン・アライブ Staying Alive

好事魔多し。順調に物事が運んでいたが、思わぬところに落とし穴があった。 多くの人に迷惑をかけた。反省して、やり直したい。 若い頃に観て感銘を受けたが、今観返してみるとそれほどでもない映画がある。「ステイン・アライブ」がそうだ。 19歳頃、藤沢の…

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 an Fast Asleep! Dreaming World Big Assault!

毎朝6時に起きる。そしてそのまま6時10分まで寝る。 6時10分にベッドを出てネコと一緒に 朝食をとり、シャワーを浴びで出勤の準備をする。 そしてまたベッドに入り、6時47分まで寝る。この時間が至福のひとときだ。永遠に続いて欲しい幸せな時間。しかし、容…

エム・バタフライ M.Butterfly

豆腐という食べ物をあまり食べない。麻婆豆腐は好きだが、冷奴や湯豆腐の何が美味しいのか、理解できない。大人になったらわかるかと思ったが、未だにわからないということは、死ぬまでわからないだろう。 豆腐に限らず、日本料理な繊細な味は私のビンボー舌…

白い巨塔

競馬の皐月賞は、3強の戦いということで注目された。 無敗のサトノダイヤモンド、同じく無敗のマカヒキ、そして2歳チャンプのリオンディーズの内から勝ち馬が出ると思われていた。 私はサトノダイヤモンド最も強いと思っていたが、この馬は中山競馬場よりも…

鉄道員 Il Ferroviere

最近の日本ではストライキは絶滅したかのように見かけなくなった。 私が子供の頃は、国鉄や私鉄がストを行い、大人たちが線路の上を歩いて通勤する姿をニュースでよく見た。 言うまでもないが、ストライキは法律で認められた労働者の権利である。しかし、同…

大江戸捜査網

子供の頃、親たちが「大江戸捜査網」の再放送を楽しみにしていた。子供にはわからぬ世界だが、サブタイトルの「アンタッチャブル」だけは興味をひいた。もちろん意味はわからずにだが、響きが良かった。 大人になり、やっとこの作品の面白さに気づく。音楽が…

国会へ行こう!

元航空幕僚長が公職選挙法違反で逮捕された。検察とすれば、これで仕事をしたので、この後に控える甘利、小渕、安倍といった本当の悪に対しては斬り込まないことがほぼ確定した。雑魚を逮捕して大物に対する目をそらせるという、いつものパターンだ。 「国会…

なんとなく、クリスタル

学生食堂や社員食堂が好きだ。 卒業した大学の学生食堂には、卒業後もよく食べに行った。一般にも公開されていたので、近所で工事をしている作業員の人や子供を連れたお母さん、常連のおじいさんもいた。 社員食堂は日立製作所で働いている時に、美味しい食…

日本一のゴマすり男

バブルの恩恵は受けられなかったが、その頃はアルバイト探しは不自由しなかった。 シナリオの修行をしていたので、正規の職業には就かず、アルバイトで食いつないでいた。当時は求人誌がいくつもあり、それが毎日出ていた。田舎の電話帳くらいの厚みがあり、…

一人息子

4月10日は「駅弁の日」だったそうだ。 駅弁というと、デパートで駅弁フェアが行われた時に行ったことがあるが、人が多くて何も買わずに会場をあとにした。 昔は駅弁はあまり美味しくなかった。高いばかりでありがたくない。しかし、私の親世代は駅弁をとても…

ザ・ファーム 法律事務所 The Firm

富裕層や大企業がタックスヘイブン(租税回避地)に莫大な資産を移転して正規の課税を逃れていたことがパナマ文書により明らかになった。 タックスヘイブンに資産を移転することは違法ではないが、国の指導者層は国民に正しい納税を促す役割があり、その指導…

特攻野郎Aチーム The A-Team

ヒコーキが好きなので、いろいろと乗った。 一番最初に乗ったは、B767。次はB747。好きなヒコーキだ。 航空自衛隊のYS-11も入間基地で搭乗し、15分くらいのフライトを経験した。小さなヒコーキは何かと怖い。 一番怖かったのは、広島西飛行場(旧広島空港)…

シコふんじゃった。

友達と4人で飲食店に入ったところ、いくつかある4人席はみんな1人の客が座り、あとはカウンターが少し空いているだけだった。結局、そこで食べるのを諦めたが、次に入ってきたグループ客も座れずにすぐに出てきた。店員が人数を見て適切な席に誘導していたら…

ベッドかざりとほうき Bedknobs and Broomsticks

ディズニーランドには一度も行ったことがない。否、一度だけ面接を受けに行った。結果は残念だったが、楽しかった。服装は自由だし、写真撮影ではとびきりの笑顔を求められる。得難い経験だった。 この手のテーマパークは、ハリウッドのユニバーサルスタジオ…

眠狂四郎勝負

うどんが急に食べたくなった。 勤務先の放送局の社員食堂にはうどんがないので、明日は外でうどんを食べようと思う。 子供の頃、浅草でうどんを食べたらすごく美味しくてお代わりをしたことがある。本当に美味しかった。 以前の同居人が四国の丸亀の人だった…

家族ゲーム

ニッポンは不思議な国だ。犯罪の加害者よりも被害者の方が責められる。 制度に不備があっても、それによって失敗した人の方が悪いとされる。 いじめにしてもそうだ。いじめられる方にも問題がある、と。 他人に対して思いやりの気持ちが少しでもあれば、こん…

風と共に去りぬ Gone with the Wind

うつ病はとても辛い病気だ。今でもまだ、うつは甘えだとか、心が弱いからだとか、根性で治せという人がいる。そんな人は漏れなくうつ病になって苦しむがいい。 この病気になって30年になる。寛解の状態を得て普通に働けて、普通に暮らせる時期もあったが、何…

第2章 Chapter Two

ひとりの人を見送った。彼は、7年間でひとつの大きな家族を作った。この家族の救われた人は多い。私もそのひとりだ。 彼は、次の大きな仕事をするために、新たな任地へ旅立った。 残された私たち。彼が作り、みんなで育てた家族をますます強固にし、新たな家…

永遠の0

永井荷風が亡くなった時、多額の現金を残していたそうだ。彼は自由のために金を残した。 自由とは、やりたいことをやる自由と、やりたくないことをやらない自由がある。 荷風の場合、後者だったようだ。戦争中に、生きるため、生活のために書きたくもない戦…

ホーム・アローン Home Alone

人間の子供を持つことを拒否した人生だった。それでもたまに子供がいたらと思うことがある。女の子より男の子の方がいい。「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけや「おじゃる丸」のおじゃるのような息子が欲しかった。きっと楽しかっただろう。でも、子供…

西鶴一代女

餃子が好きだ。 母は餃子を作るのが上手かった。そのため、外で食べる餃子や冷凍のもの、チルドのものは物足りなかった。 一家離散して、母の料理が食べられなくなり、仕方がなく他の餃子も食べるようになったが、今のところ、黒い勢力との交際が話題になっ…

海軍兵学校物語 あゝ江田島

この映画が作られたのは、1959年。したがって、まだ戦争を体験した人が撮影所にも多く存在していた。すでに占領を離れ、独立国となったのでGHQの検閲も受けずに、自由に映画が撮れる環境にあった。 この作品を観て、これは反戦映画なのか、それとも反戦映画…